ノーザンテリトリー(NT)

州のニックネームは

Outback Australia

州都ダーウィンは第二次世界大戦中、連合国軍の拠点だったため、日本軍の空襲を64回も受けました。現在はトップエンドにある国立公園へのツアーの拠点となっています。列車でも行くことができ、長距離列車のザ・ガン The Ghanが南オーストラリア州のアデレードとノーザンテリトリー州のダーウィンの間の2979㎞の距離を54時間かけて運行しています。
州の南部には日本人にもよく知られたウルル・カタジュタ国立公園 Uluru-Kata Tjuta NPがあります。世界最大の一枚岩ウルル(エアーズロック)とドーム状の岩が連なるカタジュタ(マウントオルガ)は先住民族アボリジニの聖地です。2つのスポットはその大きさゆえに近くに見えていますが、実際は50㎞以上も離れています。

カカドゥ国立公園
kakadu NP

オーストラリア最大の国立公園で、中心の町ジャビル Jabiruには上から見るとワニの形をしたホテルもあります。
イエローウォーター Yellow Waterでは、睡蓮が印象的な巨大な湿原の中をクルーズし、生息する野鳥やワニなどに出会うことができます。
公園内にはアボリジニの祖先が遺したロックアートを見れる場所が5,000以上あります。特にウビル Ubirrとノーランジーロック Nourlangie Rockが有名で、レントゲン写真のような“レントゲン画法”で描かれたロックアートを見ることができます。

リッチフィールド国立公園
Litchfield NP

岩のくぼみに自然にできたロックプールや滝つぼで水浴びをしたり、熱帯雨林の散策が楽しめる国立公園で、人の背丈をはるかに超える巨大なアリ塚も見ることができます。
舗装された道路からはずれ、雨季にはしばしば通行不可となる悪路を4WD車で進むと、ロストシティ Lost Cityと呼ばれるエリアがあります。
小さな町ほどの広さのエリアに風雨によって浸食された砂岩が柱や壁のように並ぶ様は、崩れかけた廃墟が残る失われた都市のようです。