移動

オーストラリアの主な空港

地方の街に住んでいる人が移動手段として飛行機を利用するため、オーストラリアには小さな空港がたくさんあります。
国際空港は、シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ、パース、アデレード、そして、ダーウィンにあり、コロナ渦で運休となる前は、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、ゴールドコースト、ケアンズの6都市に東京や大阪から直行便が運航されていました。

メルボルンには空港が2つあります。LCC航空会社のジェットスターがハブとして利用している「アバロン空港 Avalon Airport」と区別する為に、国際が発着する空港は地名から「タラマリン空港 Tullamarine Airport」と呼ばれることがあります。
ゴールドコースト空港も空港のある地名で「クーランガッタ空港 Coolangatta Airport」、シドニー空港もマスコット地区にあることから「マスコット Mascot」と呼ばれることがあります。

なお、シドニーでは、現在、新しい国際空港を建設しています。シドニー中心部から西に44㎞のバジェリーズ・クリーク Badgerys Creekにできる「西シドニー空港」です。2018年9月に着工し、2026年12月の開港を予定しているそうです。

都市間移動

オーストラリアでの都市間移動は、通常、飛行機か長距離バスを使います。
沿岸部にある5大都市に人口の70%が住んでいて内陸に住む人は僅かですし、国土も広いので、鉄道で行けるところは限られています。
日本やヨーロッパのような高速鉄道はなく、長距離列車があっても運行日が限定されていて、時間がかかるわりに運賃が特に安いわけでもありません。
飛行機で行けない場所でも列車よりバスの方が便利なのです。

但し乗ること自体が目的の列車もあります。
例えば、「インディアン・パシフィック Indian Pacific」は文字通りインド洋に面したパースと太平洋に面したシドニーの間を、途中アデレードを経由して運行している大陸横断鉄道です。途中の町で列車を降りてエクスカーションをしながら、全長4352kmを3泊4日かけて旅します。(長距離バスであれば、2泊3日の距離です。)
同様に、「ザ・ガン The Ghan」も南のアデレードと北のダーウィンの間を下車観光をしながら54時間かけて運行する人気の大陸縦断鉄道です。